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療法士こそ、健康経営推進のチカラになれる!ー福島県研修会を受けて

 

さる11月20日に協会けんぽ主催の「健康経営」に関する研修に行き、非常に勉強になったのだが、そこで驚がくの事実を知ることとなった…


今、福島県民の健康状況が、惨憺たる結果なのだ!

健康寿命が男性70.67歳(41位)、女性73.96歳(35位)

・メタボ該当者→全国ワースト2位 
・喫煙率→全国ワースト1位
・子どもの肥満、虫歯→全国ワースト1位
・高血圧→全国ワースト8位
・糖尿病率→全国ワースト8位
・急性心筋梗塞による死亡→男女とも全国ワースト1位
・脳梗塞が多い 死亡率→男性ワースト7位 女性ワースト5位  受療率→ワースト4位 

一体何ですか、このザマは・・・汗
(当然、病院で特定健診とかやってるんですけどね・・)

しかも、上記メタボ率にいたっては、県内でも私の住んでいる「浜通り」がダントツのワーストとなっている。


その理由づけとしては、この研修でも言っていたが、

「東日本大震災および原子力災害により、生活習慣や生活環境に変化が生じた」

それに伴い、
・運動量や活動量の低下
・野菜摂取量の減少
・調理済み食品や菓子利用の購入金額の増加
・食塩摂取量が多い
・間食回数の増加

これらのことが言われていた。
確かに、それも一理あるかもしれないし、想像もつくが、後付け感も否めない。


とにかく、これまで確かにうつなどのメンタルヘルスや、健診でのメタボなどについて言われることはあったものの、全社で本腰を入れて取り組む、なんてことはなかったし、あまりにも無頓着だったのではないだろうか?

 

ところで、あなたはそもそも、「健康経営」というワードはご存じだっただろうか?

健康経営に関して、以前もこのような記事を書いたが

「健康経営®」とは、従業員の健康増進を目指す(←人的資源に対する投資をする)ことで、QOLの向上と国民医療費の適正化を目指し、ひいては、「組織の活性化」「生産性の向上」を目指すことが目的です。


今後の労働人口減少と合わせ、いかに優秀な労働力を定着させ、従業員にとって働きやすい環境を整えるか。それが企業の存続と密接に関係している。

 

しかし、このような観点が、特に病院や高齢者施設では、あまり話題に上らないのではないだろうか?

しかも、本来クライアントに健康を与えることが我われ医療従事者の役目であるはずが、その当事者自身が健康でいることの意識は著しく低いのではないか?ということ。


今、周りを見ていても、ハッキリ2分化してるのでは、と感じている。
つまり、健康や食事を意識している2割ぐらい?と、特に意識していない8割ぐらい?と。

実際、特にリハを中心とした医療介護従事者を見ても、「筋トレ」「ヨガ」「マラソン」「水」などを意識されてる方がいる一方、「腰痛」「慢性のカゼ」「セキ」「花粉症」「疲労」「肥満」「不規則な生活」「睡眠不足」「喫煙習慣」に陥ってる方は本当に多い。

自身がこの状態だもの、企業や職場に介入して、人様が健康になるために、なんて提供するのは無理ではないだろうか?

 

しかも、この研修でも、それを担える役として、理学療法士や作業療法士なんていうワードは、悲しいかな一切出てこなかった。
期待もされてないのか、そんなことが出来るかどうかも分からないのか・・


健康経営を実践することで期待される効果は、

・プレゼンティズム(出勤はしてても、心身の不調により生産性は低下)

・アブセンティーズム(病気による欠勤・休業)

これらを減らすことだ。

まず、「スタッフが健康だから良いケアを提供できる」、これが基本。

で当然企業としては、「それが良いのは分かるけど・・」だろう。でもそこから先。期待できるのは、「生産性の向上」だ。

実際、健康経営への投資額に対して、実際のリターンはその「3倍」なのだそうだ。


また、そのようなことに意識的に取り組んでいる、ということは人を大事にしている、ということ。それは会社のイメージアップにも繋がるし、よってこの人手不足の最中、リクルート効果も期待できる

 

実際、今福島県では様々な取り組みを開始しており、まずは「ふくしま健民アプリ」(歩数のレースがあったり、エクササイズ動画が見れる)なるものに登録することと、

「健康事業所宣言」を申込みし、本格的に取り組むことを確約し、認証制度「ふくしま健康づくり優良事業所」取得を目指してみてはいかがだろうか?

 

また、リハビリ専門職としても、今もっともトピックなのは「地域包括ケア」でようやく地域に目が向いてきたところだが、もう一つのカテゴリーで、我われが特技を発揮すべき場所がある、ということを認識した方がいいかもしれない。

 

参考、引用)11/20 研修会資料 「データヘルスと健康経営の最近の動向」 辻一郎先生

 



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