先日もある女性理学療法士と定期のコーチングセッションを行っていた。
そこで話題になったのが、いかに主任という立場で、部下たちに気づいてもらうための声かけをするか、ということ。
これ、実は結構結構リーダーの根幹をなす動き方の一つなのだ。
皆の一挙手一投足に目配りをし、例えば、思うような動き方をしていない。以前にも言ったはずなのに、やってない。
これを見過ごさない、ということ。
これをどのように伝えたら、皆に、そして肝心の人に伝わるか?
朝礼で全体に言ったらいいのか? 個別で呼び出して、端的に伝えるか?
何回も言ってるのに、修正されない場合は?
何度も根気強く言うのか? 少し強めに指摘するか? 怒って、半ば命令するのか??
昨今、感度の鈍い新人さんもいたりして、どこの職場でも苦労されていることが多いのかもしれない。
こんな時、私だったら、「〇〇〇の件て、どうした?」「結構〆切過ぎちゃってるんだけど、何かあった?」「多分何度か言われてると思うんだけど、何か理由あんのかい?」とその背景に切り込む。
相手にどんな思いがあって、そうなってるのか。きっと何かがあるのかもしれないし、本当に何もないのかもしれない笑
このクライアント様に実践内容を聞くと、今のところ非常に的確な関わり方をしているものの、まだ決定打までには至ってない、と。
例えば、「このちょっとした準備作業、以前のチームであれば、気づいた人がやってたんだけど、この新しいチームでは誰もやろうとしないなぁ・・」こんな時、みんな気づいてるかもしれない。でもそれは、「何となく」の世界の中で、何となく誰か任せになってる状態。
それは、まだリーダーの求めてることが伝わってないから。
ホントに、言わなきゃ皆んな分からないの。
リーダーの動き方で最も良くないのが、一応気づいてはいるんだけど、もう言うことを諦めてしまうこと。きっと気づくだろうと思ってしまうこと。
きっと、言いづらいこともあると思うし、言うのはエネルギーもいるし、できれば黙って済ませられれば、と思うんだ。
しかし、だんまりが最も良くない。絶えず絶えず思っていることを発信すること。してほしいことを率直にリクエストすること。
このクライアント様も終盤、「そっか、思ったことをそのままフツーに呼びかけたら良いんですね!」という結論に達したが、この一見当たり前のことが、実はなかなか大変なこと。
ぜひこの気づいたことを「いちいち言う力」、現場実践を通じて、鍛えてみてほしい。
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6月11日、『リアル臨床東海』にて私が発表しました「動作の思い込みを変換するコーチング介入」、
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