しばらく前から、「健康経営」という言葉が話題になっています。
昨今、どの業種においても、人手不足が喫緊の課題となっております。
大手運送業や広告代理店などのニュースは枚挙にいとまがありません。
中でも、職員の体調不良、そしてメンタルの問題がクローズアップされています。
業務多忙、顧客のニーズ・クレームの増大、業務のさらなるスピード化、人間関係ストレスの連鎖、成果主義、、
様々な理由により、まずメンタルが疲弊してきます。
それに伴い、運動や栄養の面からも自身のコンディション維持にまで気を使っている方は少数派ですから、抜けない疲れ、腰痛・肩こり・ダルさなどの不調、肥満化、などの問題も絡み合ってきます。
これまでですと、こういった問題に関して、職員健診を受けさせる、とかあとは個人のやり方に任せて何とかなっていました。
しかし今では、これらの問題に関して真摯に対応しなければ、職員はすぐに辞めてしまいます。職員が居つかない会社になります。
「ブラック企業」というイメージから、「ホワイト企業」への脱却ですよね。
旧来の考え方であれば、給与体系を見直せば、人を引っ張ってこれるか、そんな考えでした。
しかし、もうそれは通用しません。
求めているのは、そこではないんです。
また、大きな会社であれば専属のカウンセラーが常駐していたりしますが、
何かメンタル上の問題があった時に、根本の問題を全く解決せずに、「じゃあ、カウンセラーさんに相談に乗ってもらって」なんていうこともよくあるのです。まったく意味がありませんよね?そのカウンセラーだって、その部署の実態をよく分かってる訳ではないんですから。
「社員のモチベーションを上げる」・・全然、それ以前の問題。
つまり、「ここに居てあげてもいいよ」、というまず根本の問題。ここに着手しなくてはいけないのです。
職場というのは、考えてみれば、多くの人にとって、1日の大半を過ごすところ。
だからこそ、ここを居心地のいい場所にしなくてはいけない。
もう、経営者の意識を根底から転換しなくてはいけないのです。
10年ぐらい前ですと、組織改善の切り札として、「コーチング」というキーワードが着目されました。
しかし、今は経営環境はより複雑化してきています。もっと多角的なアプローチが必要なんです。
よく人材に、「人財」という字をあてたりします。そう、人は宝。人を大事に出来る事業体のみが生き残ることが出来ます。
これからさらに労働人口は減り、これからあらゆる作業がAIに取って代わられます。経営環境はさらに厳しいものになるでしょう。
気付いた時には、時すでに遅し、です。
そろそろ、この「健康経営」に着手していきませんか?
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